というかJavaScript本はこれを買ったという記録

改訂第4版 JavaScript ポケットリファレンス

改訂第4版 JavaScript ポケットリファレンス

当初はJavaScriptビジュアル・リファレンス (Web Designer’s Handbook Series)を買おうかと思っていたんだけど、コレだと情報量不足だというのが発覚したので。多色刷りと組版の優秀さで凄く見易いのはかなりポイント高いんだけど、よりにもよってDOMについて他の頁と組版が違い、あんま見易くない。っていうかむしろ見辛い。


改訂第4版 JavaScript ポケットリファレンスを選んだ決め手はElement.nodeTypeの戻り値の解説一覧表がついているのを見つけて。1が要素で2が属性、3がテキスト以下略って言う奴ね。これに代表されるように、全体的に引数と戻り値が丁寧に記述されていて、辞書としての本分を全うできるように思える。あと第4版は2006-11-15第1刷発行ということで、情報がかなり新しいのも吉。
しかも付録でprototype.jsの解説も付いてたりする。これを載せるべきかどうかというのは異論もあり得るところだけど、その他の付録もかなりマニアックに有用なものが多い。navigator.languageで返される言語コードセット一覧表とか。


難点を言うなら、ページ数が多過ぎること。分厚い。そしてそのページ数を増やしている元凶が、IE独自のActiveXやらフィルタやらといった、もはや廃棄されるべきものの解説まで含めてしまっていること。これをなくせば100頁くらい減るんだけど。何せ初版は平成9年と歴史のある本であるが故に、歴史の遺物を捨てきれなかったのかもしれない。
まぁ、辞書については足りないよりは無駄が多い方がまだマシなわけですけども、いい加減に先のブラウザ戦争の遺構に拘っていちゃ未来は作れないぜ、と、戦争を知らない世代の私なんかは思っちゃうわけです。
あと「ポケットリファレンス」なもんだから判が小さい(四六判…ポケット六法と同じサイズ)。どうせこんだけ分厚かったらポケットにゃ入らないわけで、それならもう少し大きい判を使って見易くしてもらった方が良いんじゃないかと言ってみる。
でも良書っぽいです。今まで使ってたJavaScript辞典2冊は捨てます。