Cross-platform Portable Thunderbirdを日本語化する

Cross-platform Portable Thunderbirdを使ってみようと思ったわけですよ。
(以下、便宜的にCross〜をXPTbと略す。)
で、こいつを日本語化しようとしたけど思ったほどすんなり行かなかったので、色々記述。

問題点

  1. MacOSXからだとLocale-Switcher Extensionのインストールに失敗する。(install.rdfがおかしいとか無いとか言われる。)
  2. WinからThunderbirdのバージョンアップをするとMacOSXからアップデート出来なくなる。
2番目の問題についてkwsk

WinでXPTbを1.5.0.5にバージョンアップし(て、1.5.0.5のLangPackを入れ)たとする。
で、そのXPTbをMacOSXで起動すると、バージョンは1.5として扱われる(ので1.5.0.5のLangPackは使えない)。
しかしUpdateを試みても中身が1.5.0.5だからなのか、「もう最新だにゃん」と言われる。
要するにWinで更新しちゃうとMacではその後Updateできなくなるっぽい。
Macの方には1.5のLangPackをぶち込んでおけば良いのかもしれない(試してない)。
でもLanguagePackは特定のバージョンに対応したものしか使用出来ないため、MacOSXの方ではずっと1.5のLangPackを入れてなきゃ行けないかもしれない。
これは将来困る。ような気がする。
Portable Thunderbirdのアップデートをしないで、現在配布されている1.5のままで良いなら話は少し楽かもしれないけど、できればアップデートはやっとくもんだから。

というわけで、手順。

Macでのバージョンアップ。

まずMacで作業。XPTbを落とす。
READ MEによれば

Now, due to a problem in my Mac OS X portable Thunderbird script, you might need to launch "START OS X Thunderbird" twice the very first time you download Portable Thunderbird.

とのことであるが、このようにSTART OS X Thunderbird.commandを2回起動しなければならないようなケースはthe very first timeだけではなく、UPDATEをした時などにも起こる。ので、初回機同時以外で1回目で起動しなくてもめげずに2〜3回やれば何とかなったりする。
あと、余談だけど私のMacでは.commandがSmultronに関連付けられてるので「情報を見る」から開くアプリケーションを設定し直す必要があった。
など余計なことを考えずに、素直にメニューからHelp→Check for Updates。
再起動するときは、なんかアレだと嫌だからLaterで一旦閉じてから手動で再起動させた。
で、ニャンニャンして再起動したXPTbのバージョンをメニューのAbout Thunderbirdで確認。
無事に最新版(現時点では1.5.0.5)になってるのを確認したら、Macでの作業は一先ずここまで。

Winで日本語のLanguage Pack等を入れる。

Locale-Switcher Extensionとか日本語ロケールとか。
この時にMac版も入れてしまう。というか私はめどいからMac版のロケールしか入れてない。
Mac版のロケールはWin版のURLのwin32となってるところをmacにすれば良い。はず。
Win版:http://releases.mozilla.org/pub/mozilla.org/thunderbird/releases/1.5.0.5/win32/xpi/
Mac版:http://releases.mozilla.org/pub/mozilla.org/thunderbird/releases/1.5.0.5/mac/xpi/
ちなみにMac版の日本語ロケールファイルはja-JP-mac.xpi。Win版だとja.xpi。
拡張をインストールしたら、とりあえずWinで再起動しつつ確認してみる。
MacロケールをWinで使った場合、フォントが可愛くなってしまうようだ。望むところだ。

Macで確認してみる。

たぶん上手くいってる。と思う。(私は上手くいってる。)

余談

多分、今後XPTbをバージョンアップする場合もMac→Winの順でやる必要がありそう。
そういやロケールのバージョンアップはどうなるんだろう。