リニューアルした月刊アスキー読んでみた。

月刊 ascii (アスキー) 2006年 12月号 [雑誌]

月刊 ascii (アスキー) 2006年 12月号 [雑誌]

MacPowerが今のあれになった時もあれだと思ったけど、あれよりはまだあれですね。個人的には山崎マキコさんの連載が無くなったのが残念で仕方ないですけど。
一見、世間で流行の方向に流された変化かなぁと思ったけど、なかなかどうして取材力の高さに裏打ちされて記事のレベルは高いと感じました。ノイズだらけのはてブなんか見てらんないという普通の忙しい人には非常に良い雑誌だと思います。オタクっぽさはちょっと減衰したけど、きっと良いことなんでしょう。


それより注目すべきは、リニューアル第一弾で意外なほどの頁をxfyに割いていること。
xfyは、最初にジャストシステムが発表した時は「ふーん、それで?」って感じで、今もその印象はあまり変わってないんだけど、それはワープロソフト的な位置づけでxfyを見た時の感想であって、今月号のインタビューの中で「これはっ!」と思ったのが、XML DBのフロントエンドとしてのxfy

ワープロ系のものとしてみた場合、ユーザには内部フォーマットがどうだろうと知ったこっちゃなくて、xfyワープロ的なものとしてXMLを使って、XHTMLとMathMLとSVGが使えたところで既存のワープロと比べて特別便利になるとは思えなかった。
(今思うとデモが悪かったんじゃなかろうか。もっと「野良XML」を凄く凄い感じに扱えることをアピールした方が良かったような気がする。)
xfyが良いものっぽいというのは『IBM Developer 日本語版 : 大変申し訳ありません。このページは無効です。』を読むと分かりやすいかも。

んだけど、XML形式のデータベースに対して簡単に、グラフィカルにニャンニャンできるっていうんなら、これはワープロ的ツールとは全く別物なんだなぁと。
xfyのサイト見てみたら、xfy統合XMLアプリケーション開発/実行プラットフォームということになってる。もはや一太郎Arkの延長線として捉えることは全くもって不適切で、しかしXMLを便利に扱うツールは欲しいわけで、これは確かに結構良いものかもしれない。
ジャストの株でも買うか。しばらく落ち目だったし。…今見たら、去年の6月くらいから今年にかけてジャスト株は妙に乱高下してるなぁ。xfyの発表が05年6月だから、これの関係かな?それにしても動き過ぎのような…。


ま、文系人の私はXMLゴリゴリ扱うことはないけどね。
でもスキーマ読んで◯◯モードを自動で生成するエディタくらいはあっても良いと思う。Eclipseの国とかに行けばあるのかな。