LeopardのWebKitがよさげで伸び縮みWidget意欲萎え気味

伸び縮みするWidgetを作るために、枠の部分をtableを使ってうだうだやっていたのだけれど、CSS3で採用されるborder-imageを使えばもっと簡単にできるっぽい。どういう風になるかはここを参照。
Young risk taker.: CSS3について覚え書き』によれば

最新版のWebkitでは、
-webkit-border-image:
でサポートしている様子。

ということなので、WebKit Build Archives | WebKitから最新版の、というか開発中のバージョンのWebKit.appつまるところSafariの開発バージョンを落として上のサイトを見てみると、こりゃなるほど確かに!


で、将来的にはCSSでできるようになるものについて汚いコードをゴリゴリ書いて頑張るというのはちょっと萎えるなぁ。というわけで放置するかも。
上のNightly Buildの最新CSS対応が公式に反映されるとすればMac OSX v10.5 "Leopard"になるんじゃないかと思うわけで(Safari3?)、それまで我慢、でも良いような。


WebKitがなるべく高度なCSSをサポートすることは、Safariのみならず同じWebKitを用いるDashboardでも高度なCSSが使えるということ。なので、Dashboard Widgetの作者としては、たとえ独自の拡張であってもWebKitがあれこれできてくれるなら非常に嬉しい。
個人的にできるようにならないかなーとか思っているものとして、block要素へのdrop-shadowを挙げてみる。
これができれば、border-radiusによる角丸と組み合わせれば背景画像無しで、テキストだけで立派なWidgetができてしまう。副次的なメリットとしてWidgetの色もCSSだけで指定できるようにななる。どうでしょう。
と思ったらあった


ところで最近ちょっと気になるものとして、こうした高度なCSSについて、ブラウザごとに独自のプロパティ名で実装する傾向があるのをどうにかして欲しい。
特に酷いのはFirefoxで使われるGecko。例えば要素の透明度を表すopacityはCSS3で定義されてる立派な公式プロパティなのに、-moz-opacityとかいう独自プロパティ名で実装してたりする。おかげで、糞IE6のfilterプロパティと合わせて、同じ動作をさせるのに3つも定義するはめになる。(『http://weblibrary.s224.xrea.com/weblog/css/cat15/iefirefoxoperanetscapesafarics.html』あたりを参照)醜い。W3C勧告と重複するものはリリース時には削除しておいて欲しいものだ。CSSの各バージョンからつまみ食いしてることへの罪悪感からだろうか?
上の-webkit-border-imageについていえば、これはまだNightly Buildなので良い。Safariのリリースに取り込まれるときにW3C勧告に合わせてくれれば。
とにかく、こういうブラウザの独自プロパティなんてものをユーザの見えるところに置いとくと、結局ブラウザごとの実装の違いにユーザが対処するはめになる。これじゃ第一次ブラウザ戦争時代のIE,NNと同じことだと思うのだけど。IEならともかく、Web標準の尊重を唱うMozillaがこういうことをして標準の意義を後退させるのは自己矛盾ではなかろうか。